バイオフィードバック用ローコスト簡易筋電計再び
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バイオフィードバック用ローコスト簡易筋電計再び
何度も作り直したものの、あまりにノイズが多くて部屋の端っこのほっぽり投げていた自作筋電計。
プリント基板が一枚無料になるキャンペーンをやっていたので、再開しました。
これでノイズが減らなきゃお手上げ~
今までの経過
その後、何回か作り直してるんですよね。試みたのは、
①スマホへの接続
これができると、ポケットに入れといてどこでも使える。
ぶつかった壁は、
- スマホのマイクに認識させるための、インピーダンスという抵抗値
- 必要な時にしか電圧がかからないというモバイルバッテリーの特性
この二つがクリアできなかった。
②2ch化
回路図が研究成果として公開されていたので、それを頼りに組み立ててみた。
やっぱりノイズが...ってより、PCとつながらない!?
③オリジナルを作り直すも
最初に作ったものと同じものをつくったら、PCとつながらない!
あ~、...という間に忘れ去っていました。
その後、わかったこと
僕のPCはマイクとヘッドホンの端子が一つにまとまっているんですね。
ここへの入力は、PC側で音声入力であることを認識して切り替える仕組みがある。
そうすることで、ステレオヘッドホンのみでも、マイク付きのヘッドセットでも使えるようになる。
つまりは、スマホと同じく入力ケーブルにインピーダンスが必要ってことだ。
でも、PCとつながったこともあったのに...
よく考えたら、繋がったのはマイク入力が別になっている職場のPCのみと気づいた。
その辺が整理できてなかったので、繋がったりつながらなかったりというわけわかんない状況に悩んでいたわけですね。
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思い込みって恐ろしい。
なので、USBからPCにライン入力するデバイスを購入。
そして、たまたまつながったように見えたスマホは、実は外部の音声を拾っていただけという落ち。
モバイルバッテリーの仕様で、給電されたりされなかったりという状態だったので、なんだかわからなかったんですね。
けど、このうるさいくらいのノイズだけはわからん。
ちゃんとした基盤を使ってないせいか?
プリント基板入手
そして、プリント基板で作りました。
うん、美しい。
早速、試してみると...
すごいノイズ...何も変わらないなぁ。
くやしさのあまりケーブルを握りしめると、3割くらいノイズが減少。
・・・シールドケーブルか!!
余っていたケーブルをぐるぐる巻くと少しノイズが減少。
でもこんな感じ。
ノイズがすごい。
ソフトにノイズ除去なんて項目があるから、やってみるか。
設定はとりあえず適当。
!!
こんなきれいな波形。ちょっと不自然だけど。
そっか。もしかしたらちゃんとした筋電計も、生信号を電気的に処理してノイズ消してるのかもなぁ。
だとしたら、こいつでも同じことやっているのだから、類似のものとして研究発表でも使えるか。
実際どうなんでしょうかね。
そして、いままで作っては破棄していたものが、実は失敗作ではなかったことに気付いてしまいました。
あーもったいない。