頚静脈圧(JVP: Jugular Venous Pressure)
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頚静脈圧(JVP: Jugular venous pressure)とは
胸骨角から右内頸静脈の拍動中心点までの高さ。
正常範囲
4.5㎝ = 正常値
可能性として、
4.5㎝未満 心拍出量減少
4.5㎝超 心臓のうっ血
静脈の拍動?
理学療法士・作業療法士の基礎医学のレベルだと静脈は血圧ゼロと習うが、頸静脈は右心房に近いため静脈弁に遮られながらも収縮圧が伝わる。
よって、重力に抗してどこまで圧が伝わるかを計ることで中心静脈圧の指標となる。
これが高い場合、右心房に血液がたまっている状態、つまり、右心室から血液を送り出せない状態と推測できる。
測定方法
内経静脈の位置
外頸静脈を同定し、それから内頸静脈拍動を見つける。
胸鎖乳突筋のすぐ後ろ。
総頚動脈の外側。
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測定
胸骨角から定規を当て、頸静脈拍動の最高点 (最もよく拍動を検出できる点) を測定する。胸骨角から垂直に立てた物差しと正確に直角をつくるようにする。胸骨角からこの交点までの垂直距離を計測する。