いまさらながら自己紹介 -OT(作業療法士)からPT(理学療法士)へ 転職の経験談も少しー

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いまさらながら自己紹介だけど。

実は、僕はこの業界に入る前、建設業界で働いていました。
そこからOT取って、それから職場を変えたのは合計3回、法人内での異動も含めると合計5回職場が変わっています。
その間にPT取ったりして。IT関係の資格も取りましたね。

大学時代は、心理学を学んでいました。
学問としては「現象学」という領域で、それを元に心理学という学問領域や「人間」なるものを考えていこうという感じのゼミで勉強していました。
ちょうどバブルがはじけたころで、就活などせずにぶらぶらしていたところに、ゼミの教授から求人の紹介。
「なんでもいいや」って軽い気持ちで面接に行って採用されてしまいした。

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ところが、どうも、納得できないんですよ。

今考えると若かったなと思うんですけど。

建設業界って、なかなか一筋縄じゃいかないところで、まったくもってグレーな業界。そこそこ正義感の強かった僕はさっそく不適応状態。

「こんな所じゃ働けません!」

と上司に言ったのが2か月目だっけ。

紹介していただいた教授の顔もあったので、何とかやってはいたけど、やっぱり続かないね。特に精神的に。

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そんな時に、ちょっと仕事サボって本屋で手にした本が作業療法士を紹介する本。

「そういえばゼミの院生の先輩が作業療法士になるとか言ってたっけ」

調べると、公立校ならバイトと貯金でやっていけそう。
家の近くに学校はないけど、寮があるところも多いぞ。寮も格安だし。

そんなこんなで上司に話をしました。それが就職して1年たったころ。
上司も僕の扱いをどうするか悩んでいたらしく、

「それも一つの道」

と納得してくれました。
ただ、ここでやめたら同じことを繰り返すぞ、とも。

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売り言葉に買い言葉で、

「受験の日は休んでいいけど、受験勉強のための休みはとらない」

という約束をしてしまいした。
今考えるとよく言ったなと思いますけど。

狙っていたのは公立校。当時、倍率は30倍くらいでしたね。しかも、英、数、国、理の4教科。
大学受験のやり直しみたいな感じ。
片道2時間の電車通勤を有効活用。電車の中って意外と集中できるんだね。

受験勉強は、時間じゃないですよ!
集中力です。集中力。

 

そして何とか合格。

その時はOTって心理療法の一種かななんて思っていました(^^;)

まぁ、違いますね。そりゃそうか。

大学で心理学やっていた流れで、当然、精神科セラピストを目指すんだけど…。

精神病者とのかかわりって、

「命綱つけて古井戸に飛び込むようなもの」

らしいですね。
OT学生時代、身近な人が精神の病になってしまいました。
実習では、どうも相手にその人を重ねてしまうらしく、関わりすぎてしまったらしい。

命綱なしで飛び込んじゃいました (*σ・ω・`*)テヘペロ

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そんな経験もあって、いわゆる身障領域のOTとして総合病院に就職。

「憧れの白衣だー」

なんて意気揚々と働く毎日。

でもね、やってもやっても良くならないんですよ。むしろ休みの後の方がよくなってたりする。

「俺って給料泥棒か~?」

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やっぱり腐ってきますよね。

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そんな時にたまたま行った研修会ですごいものを見てしまいました。

車いすで来た人がほんの数分の治療で歩いて帰る!
腰痛なんかほんの数秒。
(「ありがとうございました」とお辞儀をした患者さん。
した後に「あ、お辞儀できてる!」とよろこんでました。)
しゃがめなかった人が正座をする。

「なんじゃこりゃー!!!」

ですよね。

その先生を追っかけるようになって、いろいろ勉強させていただきました。
治療技術はもちろん、医学とはなにかリハビリテーションとはなにかプロとは何なのか臨床家のすがた、その他いろいろ。
多分その先生に出会わなければ、腐りきってつまらない人生送っていたんだろうなと思います。

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その先生はPT。
PTとOTの職域についてもその先生から学びました。

その先生みたいなPTになりたい!

と思っても資格が違うというどうにもならない壁がある。
なら、壁を越えちゃえって単純な発想で、PT学校に通いました。

またまた、タイミングが良く、当時勤めていた病院(2つ目です)の科長さんが
その学校の関係者と知り合いだったり、
目指していた先生のお知り合いがその学科の学科長だったり。
話を聞きに行くと、OT資格所持者対象の夜間2年課程で、職場も世話してくれるとか。

出会いに感謝です。

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そうこうして、現在に至るわけです。
今もそのPTの先生は目標ではあるけど、PT・OTについて知れば知るほど遠い存在に感じます。
憧れみたいなものですね。月に向かって手を伸ばす感じ。

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何回か転職して感じたのは、

その仕事を本気でやってみなきゃ腐るだけ

だということ。
仕事をする喜びってのは、成功しなきゃ感じられない。

ただその仕事をしてるだけじゃダメなんです。

本気でやってうまくいくと、もっとその先に進みたくなる。
本気でやればうまくいくんだという経験があれば、先に進めます。
するともっと仕事が楽しくなる。

そこです。そこなんですよ。

将来厳しいといわれるこの業界。次を探すのもありとは思うけど、

不安を感じているからこそ本気でやってみる

ことが必要なんじゃないかと思います。

次は英語の勉強だな。読めるけど話せない典型的な日本人なので。



↑こんなの見つけた(^^) 空いた時間でPCからできるらしい。この程度マスターできなきゃプロにはなれん!

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