カルテの英語 書き方それでいいの?①
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カルテの英語 書き方それでいいの?①
お久しぶりです。だいぶ休んでました。ちょっとごたごたが続いていたもので。
カルテ書いてますよね。当たり前か。
ちょいちょいお話ししているように、専門用語って日本語だとおかしな解釈になってしまうことが意外と多い。
勘違いに気付いている人は日本語で書いても正しく理解してくれるし、気づいていない人は英語で書いても間違って解釈する。
だからどっちでも同じなんだけど、意味が分かると、なんとなく日本語じゃ書けなくなるんです。そのせいか、僕の場合、最近、英語(といっても単語レベル)での表記が増えている気がします。
さてさて、僕の勤め先もメンバーが変わり、心機一転再スタートしています。
新しい試みにチャレンジしつつ、昔の書類整理。
「ふんがー! こんなことするためにこの職についたんじゃねぇー!!」
と叫びたい気持ちを抑えつつ、事務処理に励んでいます(;_;)
(あぁ、すっきり)
いろいろな人が書いた記録など整理してて、
「まじか!」
と思うこと頻回。特に、言葉の使い方です。
まぁ、そんな話です。
衝撃的な記載その1 「ROM limitあり」
そりゃそうでしょ。
「ROMに限界ないんかい!!」
エスパー伊藤じゃあるまいし。
ん?てことはエスパー伊藤以外はLimited ROMでいいんか? いやいや
「違います!」
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limitは限界とか限度という意味。「越えられない壁」とイメージしておくといいと思います。
測定結果が正常範囲内にあることを、W.N.L.と書いたりしますね。
これは within normal limitの略。limitにはnormalもabnormalもあるんです。
いいですか、だから、
「ROMにlimitがあるのは当たり前なんですよ!」
んじゃ、ROM制限ってどう書くか?
ROM restrictionとなります。
restrictの語源はラテン語で、
restringere (re- + stringere)
つまり、後ろに強く引っ張るということです。
首輪と綱で柱につながれている犬をイメージしておきましょう。
走ってふどっか行きたいのに縛られているせいで行ける範囲が「制限」されている。
そんな状態をrestrictionと言います。
カッコつけたかったのか何なのか、中学英語のレベルで、制限=limitと書いてしまう。
本人は「へっへっへ、俺ってかっこいいだろ」と思っても、はたから見ると残念な感じです。
みなさん、カルテには気を付けましょう。
どこかで僕みたいな人がこっそり見ているかもしれませんよ。
ちなみに、タイトル、①ってことは続編があります。ではまた~